ミケちゃんの眼球摘出手術を7月13日に行いました。
それから15日後の7月28日。
いよいよ両まぶたを縫い合わせていた糸を抜きます。
不安そうなミケちゃん

いつもはおとなしく診察を受けてくれるのに、今回はとても警戒していました。
ここまで嫌がることはどの猫でもありませんでした。
僕はすぐにミケちゃんの気持ちがわかりました。
まだ記憶に新しいミケちゃんにしかわからない虐待の真実。
ミケちゃんだけが犯人と目が合っています。
言葉が話せれば犯人の情報を聞けるのに…
悔しい思いでいっぱいです。
3人がかりでの抜糸
- 獣医さんが糸を抜く
- 看護師さんが優しく抑える
- 僕が頭を撫でて安心させる

何度も休憩しながら、1本ずつ糸を抜いていきます。

糸を抜く事にミケちゃんの恐怖心はピークを迎えていきます。
最後の1本ってところで、震えながら僕のヒザの上に逃げてきて、その後もずっと震えていました。
獣医さんに許可をとり、少し長めに休ませました。
ミケちゃんがここまで感情を見せることはありません。
虐待犯、絶対に許さない💢💢
抜糸完了

最後の1本もミケちゃんの頑張りで無事に抜くことが出来ました。
炎症が起きないようにクリームを塗ってもらいました。


これで抜糸は完了です。
ミケちゃん、疲れ様でした!
(なでなでなでなで…怖かったね…ごめんね)
避妊手術跡の抜糸
6月30日に避妊手術をした後のお腹の抜糸も一緒にしてくれました。
化学反応で自然に溶けて消えるみたいですが、もう必要のない糸で、譲渡先での見栄えが良くなるためにと、抜糸していただけました。

お腹の抜糸の時はいつも通り、おとなしく身を任せてくれました。
やはり、右目に対しては辛い記憶が残っているようです。

縫い跡もほとんどわからなくなりました。
その他検査
安心して譲渡するために必要な検査をしました。




どれも異常なし!
健康体でした。
あとはしっかりとご飯を食べて少し体重が増えたら言うことなし!
譲渡日まで待ち遠しいです。
本音はさみしい気持ちもありますが、ミケちゃんの最後のおうちが決まるのであればそれが一番いいです!
一度虐待を受けた右目。
その右目にハサミやピンセットなどを近づけることで、当時の忌々しい記憶がよみがえっているのではないかと。