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2020年7月28日警察署へ
ミケちゃんの眼球摘出手術において、摘出した眼球から「パチンコ球」が出てきたという衝撃的な事件があり、出てきたパチンコ球を持参し、警察署へ通報しに行きました。
ミケちゃんの眼球から摘出されたパチンコ球

2本の線があり、中央に「王」の文字が記してあります。
大きさはパチンコ店にある鉄の球と同じ大きさで重さもあります。

所々さび付いており、この球で撃ち抜かれたら人間でもひとたまりもありません!
悲しみ、絶望、犯人に対する怒りしかありません。
生活安全課で相談
この署での相談は初めてになります。
相談の結果、「不審者が出没する時間帯の巡回数を増やす」になりました。
相談の内容を順を追って書いていきます。
猫ボランティアさん2人と自分の3人で警察署に向かいましたが、コロナでの3密防止のため事情聞き取りは個室で1人となり、僕が代表で聞き取りに応じこれまでの経緯を説明しました。
- いつから猫ボランティア活動をしているのか
- 猫ボランティア活動している場所
- 今回被害にあったミケちゃんを避妊手術したこと
- その10日後、ホームレスの家で右目を大けがしているのを発見した
- ミケちゃんがホームレスの家に長く住みついていたこと
- すぐに病院で検査して眼球摘出手術した
- この時点では虐待とは思わなかったこと
- 7月25日に病理検査の結果、眼球からパチンコ球が出てきたことで虐待と判明した
- 2年前にも目をケガした猫がいて、目から球が出てきたこと
一連の状況を説明し、犯人の目撃情報も説明しました。
犯人の目撃情報
- 7月以内で2度、パチンコを持った男性が目撃されている
- 1人は60代男性、170cmくらい。早朝6時~7時頃。Y字の木のパチンコで猫を狙っていた
- 1人は30代男性、昼頃。長いゴム紐のパチンコでカラスを狙っていた
近くに住むホームレスの犯行なのか、外部から来た人の犯行なのか、証拠も何もなくて捜査に踏み込めないということでした。
パチンコを所持していても犯人と決めつけられない
もし仮に、ミケちゃんが住み着いていたホームレスの家に、パチンコと摘出された球と同じものがあっても、それだけでは犯人と断定することはできないそう。
本人が「知らん」「やってない」と言えば、それまでだそうです。
なぜ。。。
まず、犯人は「やりました」など言わないでしょう。
もし捜査して「誤認」だった場合、こちらに非が出てくることに繋がるのでできないとのことでした。
現在の状況で警察側ができることは、目撃情報のあった時間帯や、人通りの少ない時間帯などに、巡回を増やすことでした。
逮捕につながる証拠とは
動物虐待で捕まえるのに必要な証拠は何かを聞きました。
- 防犯カメラでの映像
- 犯行現場の写真、映像
- 犯人の家に明らかに虐待されたとわかる動物がいる
- 虐待現場からの通報
- 現行犯での私人逮捕
防犯カメラの設置は「建設省」の管轄の土地なので、該当する区役所で相談してくださいと。
費用面、範囲が広いので現実的には防犯カメラの設置も難しいです。
犯行現場の撮影も犯人に気づかれたら撮影不可になります。
通報しても警察が駆けつけるまでに時間がかかり、その間に犯人が立ち去ってしまう。
証拠不十分
仮に自分が警察の立場だとしたら、今回は証拠が少なすぎて同じ対応をとるしかないでしょう。
感情だけでは動けません。
警察の方も真摯に相談に応じてくれた方だと思います。
犯人をのさばらせるのは悔しいですが、逮捕するのであれば
【現行犯による私人逮捕】
が、1番確率が高いのかなと。
人に危害が向く可能性
このまま犯人をのさばらせておくと、犯人は動物から人へと標的を変えますと示唆しました。
Twitterでよく目にする情報です。
それでも現行犯か、事件が起きてからパトロールを増やす初動になるようです。
犯人の姑息さが憎いです!
今も世界のどこかで姑息な虐待が行われているかと思うと。。。
まとめ
今回は証拠不十分となり、「不審者が出没する時間帯の巡回数を増やす」という結果になりました。
虐待犯の逮捕は主に現行犯であることが条件のようです。
監視の目を増やし、猫さんたちをいち早く里親の元へ。
猫を棄てていく人が後を絶たず、簡単ではないですが、それが犯人逮捕よりも確実に虐待を減らすことに繋がりそうです。
被害者はミケちゃんで最後でありますように。。。