猫は動体視力は優れていますが、視力自体は良くありません。戦う相手とのにらみ合いでは顔全体の印象が優劣の目安となります。
エラの大きさが勝負を分けるのです。
エラ猫
エラが大きい方が威圧効果は高く、猫同士の威嚇は自然と双方のエラの張り合いになります。

エラの小さい猫は勝負にすらなりません。

大きなエラによる視覚的威嚇は人間にも効果があるのでしょうか?

お互いに目線を合わせます。

回りの猫たちにも緊張が走ります。
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結果、

こうなりました。
猫好きにはエラが大きくても、その愛らしさに差はありませんでした♪
普段は大勢の猫のボスとして気張っているもんですから、同じ猫には甘えたところを見せるわけにはいかないです。
でも、人間には甘えても問題なし!
エラの大きなボス猫について、少し触れてみましょう。
ボス猫だって甘えたい!

今回のモデルになったボス猫さん。通称「おとうさん」です。
幾銭の闘いによってできた額の傷。。。
この子は初見の時は子猫たちと群れていて寄ってきませんでした。
二度目の時はこの子一匹だけだったので、自分から歩み寄ってきて「ニャ~オ」と、まるで「なでて~」と言わんばかりに甘えてきました。
ボス猫でも人には甘えたいんです!
尊敬を集める地域の長
エラの大きなボス猫は近隣のオス猫の頂点に君臨する存在。
各地域、ナワバリに1匹しかいません。
ナワバリの広さがそのままボスの力の証になります。
ナワバリにそこまで欲深くはなく、自分が歩ける範囲でしか支配地域を作りません。
絶大な力と信頼を得るボス猫がトップに付くと、その地域の猫たちには平穏が訪れるが、ボス猫の入れ替えの激しい地域は荒れる傾向にあります。

信頼されているボスの回りにいる猫たちはみんな安泰な雰囲気を出しています。
エラは野良猫のオスのみ
野良猫に多く見られるエラ自慢の猫。
エラは男性ホルモンによる作用といわれています。
例外もあるでしょうが、去勢をしている家猫や地域猫ではエラが立派に育たないよう。
発達したエラ=強靭なアゴ。
かみ砕く力も普通の猫とは大違いです!
魚の骨も簡単にかみ砕きます。
ですが、人になれたボス猫に咬まれたことは一度もないので人には安全だと言えます。
まとめ
エラの大きさはそのまま相手を威嚇する手段です。
ですが、人間に対しては威嚇効果もなく猫もそれは分かっています。
人間に対しては他の猫同様、人間に甘えたい欲求も持っています。
エラ猫がすり寄ってきたら、思う存分甘えさせてくださいね。
支配下の猫には甘える姿を見せられない分、思いっきり甘えてくれるかもしれませんよ^^